【クリームよりもブラシを買え?】靴磨き初心者はブラシにお金をかけるべきである理由。

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最近、靴磨きをする人が増えてきましたね。

 

 

現在ではまだまだ少ないですが靴磨きのノウハウ本なども販売されていて、靴磨き道具なども東急ハンズ等はもちろんのこと、アマゾンなどでも簡単に手に入れることができます。

 

ただ、この靴磨き道具たちも決して安いわけではないです。クリーム一つとっても高いものだと2000円以上はしますし、それを色などを考慮して複数用意しなければなりません。

 

そのため、初心者にはなかなか手が出ない&どれからそろえていいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

 

 

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そんなわけで今回はそんな靴磨き初心者は、一体靴磨き道具のどれにお金をかけてよいのか?そんなことについてお話ししたいと思います。

 

 

 靴磨きの現状とか

戦後すぐは東京付近、特に新橋の当たりなんかに職を失った貧乏な人たちが路上で靴磨きをしていました。当時の東京の道路は舗装されてなかったこともあり靴磨きは重宝されました。

 

しかし道路が舗装され、路上での靴磨き規制が多くなるとともに路上靴磨きはどんどん数を減らしていきましたね。

 

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ところが最近、文章の最初に書いた通り靴磨きをする人が増えてきました。

 

現在の靴磨きは汚れた靴をきれいにするというクリーニング的な役割だけでなく、紳士のたしなみという意味合いも持つようになりました。靴を磨く人=おしゃれ。できる人みたいな。

 

そんなわけで靴磨きをしたい!という人が増えたのですが、まだまだ靴磨きの正しい技術に関しての情報はまだまだ少ないのが現状です。

 

ちなみに昔の靴磨きってどんなのだったか

 

昔の靴磨きってどんな感じだったのでしょうか?

 

 

昔の靴磨きはブラシ、水、ワックスを使う靴磨きが主流でした。

 

ブラシでほこりを落として革のケアをした後に、光らせる目的でワックスを塗るという方法で靴磨きが行われていました。

 

ちなみに僕がフィリピンに出向いて靴磨きをお願いした時にもやはり主流はブラシ+ワックス。現地では豚毛ブラシは販売されておらず、販売されているのは馬毛ブラシのみ。

 

そう、いつの時代でも靴磨きの基本はワックスやクリームではなく、ブラシなのです。

 

現在ではクリーナーや靴クリーム、デリケートクリームなどをたくさん利用して仕上げる方法が主流となっています。ここ50年ぐらいで靴磨きの方法は大きく変わりました。それでも最初はまず馬毛ブラシを使用して磨き始める点は今でも変わっていません。

 

ちなみに東京新橋で靴磨きを46年間続けているおばあちゃんの磨き方はこちらから見れます。

www.murakamiyuya.com

 

靴磨きにおいて最重要なのは馬毛ブラシ

靴磨きにおいて最も重要なのは馬毛ブラシです。

 

ブラシには大きく3つに分類されて「馬毛」「豚毛」「山羊毛」の3つがあります。ざっくり説明すると、

 

・馬毛ブラシは毛が柔らかく、ほこり落としに使うもの。

・豚毛ブラシは毛が固く、クリームを入れるために使うもの

・山羊毛ブラシは毛が最も柔らかく、仕上げに使うもの

 

となります。

 

靴磨きにおいて最も重要なのはほこりを落としてきれいにすることと、靴をブラッシングして靴のキメを整えてあげることにあります。もちろん靴クリームやワックスがあっても良いのですが、基本なのは馬毛ブラシのブラッシングになります。

 

馬毛ブラシが持つ2つの役割

 

ほこりを落とす

馬毛ブラシには先ほども説明しましたがほこりを落とす役割があります。

 

靴は履けば履くほど汚れていくのでその汚れを落としてあげる必要があります。その際に使用するのがこの馬毛ブラシ。

 

 

馬毛ブラシは柔らかく、靴の表面を傷めにくいのが特徴です。また、山羊毛よりも硬いのでほこり、汚れを書き出すのに向いています。

 

コードバンなど繊細な革を傷める危険もないので最も安心して使えるブラシです。

 

靴のキメを整える

馬毛ブラシの役割はほこりを落とすだけではありません。靴のキメを整えるのもこのブラシの仕事です。

 

基本的に靴の手入れ(クリームを使って、ワックスを使ってという本格的なもの)は月に1~2回で大丈夫です。それ以上するとクリーム過多で革をかえって痛めてしまいます。

 

それではどうやって靴をきれいにすればよいのか?という疑問がありますがそれは馬毛ブラシを使えばすべて解決します。

 

靴を履いているとほこりだけでなく、スレによって生じる白い線のようなものが入ることがあると思いますが、あれもブラッシングだけで簡単に落ちます。また、鏡面磨きが軽く荒れてしまっても馬毛ブラシでブラッシングしてあげればかなりきれいに戻ります。

 

そう、私たちが思っている以上にブラシってすごいんです。

 

馬毛ブラシは山羊毛ほどではありませんが柔らかいので仕上げにも使用できるのです。

 

 

そういうわけでまずはブラシ買え。

 

私たちはついつい良い靴クリームを買おう!良いワックスを買おうと思いがち。そしてブラシは何でもいいや、と適当に選んでしまいがちです。私もそうでした。

 

クリームやワックスも靴磨きできれいに仕上げるために大切な道具の一つなのですが、そもそも靴をいたわってあげる、育ててあげるという側面から見るとまずは良いブラシを購入して使ってあげることが最も大切なのです。

 

なので靴磨きを始めたばかりで何から買えばよいかわからない!という方は、まずはブラシ探しから始めてみてくださいね。

 

ブラシとシューズキーパーを買う。

 

また、ブラシに合わせてシューズキーパーも大切です。

 

シューズキーパーを使用することで靴のしわが伸びて、より細かなケアが可能になるからです。ここでは省略しますが、ぜひ一緒に買っておくことをお勧めします。

 

ただ、シューズキーパーはかなりお値段張るのでまずは手ごろなものから購入するのが良いと思います。場所によっては100円から購入可。あるのとないのでは大きな違いなのでぜひ。詳しくはこちらから。

 

www.murakamiyuya.com

 

 

それではよい靴磨きライフを!

 

 

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