どうも、村上友哉です。
もうすぐ武者修行プログラムが始まります。
武者修行プログラムとは、現地のお店を貸し切り、そのお店の売り上げを上げるための様々な工夫をするという体験型海外インターンシップです。例えばアパレルのお店だと新製品の開発をしたり、集客のためのキャンペーンを考えたりします。
ちなみにこれが大学生を中心に大人気になってて、年々すごいスピードで参加者が増えてます。もちろんインターネット上でも話題です。ざわついてます。
でも、実際のところWEB上には武者修行プログラムはすごいぞ!!!自分の考えた企画をベトナムで実践できるぞおおお!!教えてくれる先生は超豪華だぞ!!!っていう程度の情報しか載ってないのが現状です。
むしろ、有名なブロガーとかが「武者修行プログラムすごいらしい」みたいな感じで、説明会しか行ったことないのに記事を上げたりするから名前だけが一人歩きして具体的な内容に関してはさっぱりわからないみたいな状態になってます。
そういうわけで今回は、武者修行プログラムでやったこと体験したことを記録に残しておこうと思います。武者修行プログラムに興味あるけど具体的にどんなことをするのかわからない人の参考になればいいなー
ちなみに、武者修行プログラムの事前研修に参加してきたときの話はこちら↓
武者修行プログラムの大まかな流れ
武者修行プログラムに参加~出発前日までの流れは次の通り。
1.武者修行プログラムのWEBサイトを見つける
2.武者修行プログラムの説明会に参加する
3.(入金を済ませる。)
4.武者修行プログラムの事前研修に参加する
5.1か月前にチームメンバー(3-4人)が発表される
6.2週間前に仮計画書を提出
7.前日までに最終計画書を提出
ひとつずつ順にみていきましょう。
武者修行プログラムのWEBサイトを見つける
ここです。
武者修行プログラムの説明会に参加する
武者修行プログラムのことに関する説明を受けます。説明会といってもそんなでかい会場ではなくて、3,4人ぐらいでこじんまりとしてます。少数精鋭?みたいな
ちなみに説明会で受ける説明は
・武者修行プログラムでできること
・武者修行プログラムで得られるスキルなど
・監督してくれる先生(ファシリテーター)の紹介
・おかねのはなし
ちなみにお金の話についてはWEB上では公表されてなくて、説明会にきて初めて説明されるようになっています。理由としては参加タームによって費用が違うから、だそうなんですが...まあビジネス的によくある大人の都合ってやつです。是非皆さんも説明会に行ってみてくださいね。
まあ費用について言っておくと、(普通の)大学生ならおいそれと出せる金額ではないことだけ言っておきます。ただし講師陣や、運営費用などの裏側のことを考えるとまぁ妥当な金額なのかな感じます。というのも普段は別で自分の事業をしてる人たちがわざわざベトナムに来て夏の2か月間ぐらいずっとプログラム指導に当たるわけなので...。たぶん彼らは普通に事業してるほうが儲かってるはず。
ちなみに支払い方法に関しては3種類あり、一括払い、分割払い、出世払いがあります。一括払いはその名の通り一括払い。分割払いはクレジットカードを利用した分割払い。出世払いは就職後、最初にもらえたボーナスで一括で返済するという方法です。
ちなみに分割払いだとクレジットカード会社払う分の手数料がかかり、出世払いだと旅武者(武者修行プログラムを運営する会社)に1年あたり1万円の利子を払う必要があります。(例えば就職まで2年間あった場合は、2万円分の利子が発生する)
大多数の人は分割払いで何とか耐えるようですが、プログラム費用の額はそれなりにするので分割払いするとそれなりに手数料もえらいこっちゃーになります。僕は一括払いで払いました。
また、出世払いというのは武者修行プログラム特有の支払い方法で、お金はないけど武者修行に行ってみたい!!という人でもなんとかしたいという思いから出来上がったものらしいです。ちなみにそこまで利用者は多くないみたいです。
まあほとんどお金の話しかしませんでしたが、このプログラム超人気で今となってはキャンセル待ちが大量にいるらしいです。説明会行くなら3か月前には行っておきましょうね。
武者修行プログラムの事前研修に参加する
事前研修とは、ベトナムで行く前に行う座学的なやつ。はっきり覚えてないんですけど、10時間ぐらいぶっ続けで「なぜベトナムで事業するのか」「世界情勢について」「事業をするうえで必要なこと」「具体的な事業計画を立てる方法」について学びます。ちなみに、手付金を払ってないと参加できない=行くのが決定してないと参加できません。
ちなみにこの事前研修は主に主要都市でのレンタル事務所みたいなところで40-50人程度で行われます。そういう場所に足を運べない場合は、スカイプでの参加となります。スカイプでの参加はなんだかやりにくそうな感じだったので、普通に地方都市に足を運びましょう。
具体的にやったことは
・自己紹介(グループディスカッションをしながら授業が進行するため)
・武者修行に参加するにあたり必要な詳細説明(具体的な日程、FBグループへの招待、お金の入金に関する話、保険に関する話などなど。)
・世界情勢と、これからの世界の推移。
・企業とはなにか?
・成功している企業から学ぶマーケティング
・戦略のたてかた
・マーケティングなど戦略を行う上で使える手法
始めの方はアイスブレイクという感じで、会場の空気をつかみながら徐々に核心であるいかに面白いマーケティングができるのか?という話に移るような形の授業になってました。
僕は経営学を学んでいるのでもとからそういう話は大好きですが、中にはマーケティングなどの話に興味をあまり持たない人もいるかもしれません。そんな人でも楽しく学べるような授業で、10時間があっという間でした。
また、面白いなと感じたのは大学の授業で学ぶ経営学と、武者修行の講師が考える経営学は少し違っていた点です。武者修行の講師は企業の存在意義やCSRに関して独自の見解を持っていたりします。実践の中で磨かれた考え方を教わるのは新鮮でおもしろいものです。
ちなみにこの事前研修が終わった後は、ここで学んだことを生かして現地でできることは何か?について個人個人で考えていかなければなりません。
チームメンバーの発表&企画書づくり
一か月前にチームメンバーが発表されます。
発表が終わった後は3人ないしは4人で事業内容を必死に考えていくことになります。ちなみに、2週間後(出発の2週間前)には仮企画書を提出する必要があります。ここでいったん講師に、その企画の実現性はどうか、面白さはどうか、お金的に大丈夫かなどのアドバイスやダメ出しを受けます。
ちなみに、うちのチームは癖の強い3人チーム(全員男)でした。一人はすでにベトナムで違うプログラムを受けてる、一人は旅行でベトナムのホーチミンあたりからホイアンにバックパック(?)で向かってる、最後一人は僕でした。日本にいるのは僕だけ。みんなどんな生活してるねんって感じでした。
ちなみに、最初の企画書提出までに何回も電話して3人で意見をすり合わせ、企画書を提出をします。でもそんな感じだったのでほとんど電話とかで案を考えることもできずに結局電話一度もなしで仮企画書を提出することになりました。
ちなみに仮提出企画として出したのは雑誌づくりで、ベトナムに存在する個人経営のアパレルショップから出資してもらって、それらのショップを宣伝するフリーペーパーづくりを行うというもの。
案自体は面白いということで高評価でしたが、実現する時間と、それを実現するために必要な資源(デザインできる人がいなかった)などの面でいろいろダメ出しを食らいました。
最終企画書を提出する
仮提出書を提出し終わり、ダメ出しを食らってから電話で話し合った結果、もっと地に足ついた計画を立てようという話になりました。
チームメンバーの一人がすでにベトナムに到着していたのでそのお店を視察してもらったところ、そのアパレルショップができたのは半年前ぐらいで、オペレーション的にもいろいろ整っていない感じだったそう。一日の来客者は2人程度。
そういうわけで有名な口コミサイトのトリップアドバイザーに登録してみるとか、椅子を増やすとか、接客をよくする...みたいなパッとしない計画書を作って最終計画書を提出しました。
ちなみに返答としてはターゲットの求めることなどを前よりも深く掘り下げたことは評価できるが、企画がパッとしなくて面白くないということでした。
今回出した最終計画書の企画は、日本からわざわざやってきた学生でなくてもベトナムの現地人でもできるような簡単なものでした。僕らに求められるのはそういうのじゃなくて現地の人が思い浮かばないようなアイデアで勝負することみたいです。
案外しょっぱいダメ出しを食らいました...今から考え直します。
まとめ
武者修行プログラムに出発するまでは大体こんな感じでした!参加はじめの方(説明会、事前研修)までは面白そうなプログラムだな~るんるんみたいな気分で参加してますが、チームが発表されて企画書を作ってダメ出しをされてからは、本気でせざるを得ない感じになりました。
普段は経営学勉強して、なんか企業とか事業についてわかった気になっていても実際にやってみるとターゲット設定がすごくあいまいになってたりとか、よくわからない企画を立てたりと、初歩的なミスを連発するものだなと実感してます。
最終企画書がしょっぱいダメ出しをされたりといろいろ窮地に立たされてる僕たちのチームですが、何とか現地に行って頑張ります。
とりあえず今回は武者修行プログラムに興味がある人や、具体的にどのようなことをするのかということに対して疑問を持っている人、武者修行プログラムについて怪しさを持ってる人の参考になればいいなー。ではまた。