【もう失敗しない】中古靴を購入する前に確認しておきたい、9つのポイントについて解説。

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メルカリやヤフオクが発展しているおかげで、中古の革靴が簡単に手に入れられる時代になりました。新品の値段の5分の1程度で購入できるものも多く、気軽に購入できる点が魅力的ですよね。

 

しかし、中古靴と言ってもピンキリなのが現状。すごく状態の良いわりに安い「お買い得な靴」もありますし、売りに出せないような状態なのにもかかわらず平均的な値段で販売されている「お買い損な靴」も存在します。

 

中古靴購入に慣れていない初心者の方からすれば、これらの見分けは全くつかないことも多いでしょう。さらに言えばフリマサイトでは売り手からしても十分な情報を持っていないことが多いので、状態が悪いことに気づかずに出品されていることもあります。

 

そう、知らなければ損するのです

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そういう訳で今回は僕が中古靴を購入する際に必ずチェックする8つのチェックポイントについて解説します。

お買い得な中古靴の特徴とは

まずお買い得な革靴の特徴について解説します。

・使用歴が短い

・しっかりと手入れがなされている

この2点です。

使用歴が短い

まず当たり前ですが使用歴が短い革靴はお買い得である可能性が高いです。

 

購入したがフィッティングが合わなかった場合や、デザインが好みでなくなった、案外服装と合わなかったといった理由で出品されることが多いです。

 

ほとんど使用されていないだけあって定価からの割引率は低めですが、それでも十分に購入して見る価値はあるでしょう。

 

しっかりと手入れがなされている

次にお買い得なのはしっかりと手入れがなされている革靴です。

 

革靴をきちんと履こうをしている人の多くはクリームなどを使ってセルフケアをしている可能性が高めです。クリームを塗り込むだけでも革の劣化速度を緩める効能があるため、綺麗な状態で来ることが多いです。

 

また、定期的に手入れされている靴はそうでない靴と比べて革のひび割れや深いシワが入る可能性が低くなります。購入後も安心という訳ですね。

 

お買い損な中古靴の特徴とは

次に、お買い損な中古靴の特徴についてです。

・全体的に状態が良くない

・修理痕がある

この2点になります。

 

全体的に状態が良くない

まず一つ目は全体的に状態が良くない中古靴。あとのチェックポイントで確認しますが、簡単な手入れで復活できない革靴は修理に出さなければならないので結果的に割高になります。

 

オールソール交換なんてなると普通に1~2万円かかってしまいます。

よほど安くない限りは手間と金額の割に合わなくなるためやめたほうが良いでしょう。

 
修理痕がある

次に注意したいのは修理痕。修理痕がある革靴は一件するときれいに見えますがあちこちを修繕して利用されていますので、他の部分も壊れてくる可能性も否めません。軽くかかとを修繕しているぐらいであればよいですが、至る所が修繕されている場合には避けたほうが良いでしょう。

 

もちろん長く履くという点においては良いことなのですが、中古靴購入となれば別です。

 

中古靴購入前の、9つのチェックポイント

先ほどはお買い得な中古靴とお買い損な中古靴の特徴についてお話ししました。平たく言えば状態が良い靴がお買い得で、状態が悪い靴がお買い損ということです。簡単ですね。

 

そういう訳でこれからはどこを見れば状態が悪い靴であることを見抜くことができるか?ということについてお話しします。

 

ヒールは十分か?

まずはヒール(かかと)が十分に残っているかどうかを確認しましょう。基本的にかかと部分は何層にも積み重ねられてできています。この削れが少ないものを選ぶようにします。

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一番下のゴムっぽく見えるところが最下層。

 

最下層が少し削れているぐらいであれば簡単な修理で済み、修理代も安くなりますが、

深く削れてしまうとより多くの層を取り換える必要があり修理が大掛かりになります。当然修理代も高くなります。

 

 

ライニングに穴は開いていないか?

ライニングとは裏地の部分の事。内側、つまり足に面している部分とも言えますね。基本的に内側のかかと部分は擦れるので穴が空きやすい部分になります。そのため、写真で確認しづらい場合にはかかと内側の写真を追加してもらうようにしましょう。

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このライニングが破れるとさらにその内側にある芯地まで穴が空いてしまう可能性があります。芯地に穴が空くと靴の形が崩れて不格好になるので、破れている場合にはライニングを張り替える必要が出てきます。

 

ソールが反り返っていないか?

ソールが反り返っている靴はあまり状態が良くありません。ソールが反り返る原因としては、長時間使用や雨によってソールが水分を含んでいるにも関わらず、シューズキーパーを使わずに保存していたことが考えられます。

 

基本的にソールの反りを治すことはかなり難しいですし、何より長期間履かれているにもかかわらずそれほど手入れがなされていなかった靴ということになりますのであまりお勧めしません。

 

トゥはすり減っていないか?

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トゥとはつま先のことを指します。グットイヤーウェルテッド製法の革靴は最初の方はソールが固めなので、かかと以上につま先が減っていきます。そのため、かかとのヘリがそれほどなくても、つま先が減っている場合にはそこそこ使用されている可能性があります。

 

ソールに穴は開いていないか?

メルカリの出品を見ているとしばしば穴が空いている革靴を見かけます。穴が空いていても一見履けそうな気がしますが、絶対だめです。問題外です。雨の日に水が浸透してきますし色々問題があります。

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穴が空いた場合にはオールソール交換をする必要があり、素材にもよりますが1万円~2万円かかかるのが一般的です。手間も時間もお金もかかりますので、よほど安く販売されている場合を除いてわりに合わないでしょう。

 

クラックはないか?

クラックとはひび割れのことになります。歩いていて革靴が屈折する部分が割れる可能性が多いです。

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クラックは靴のケアが十分にされなかったために起こる傷で、これが起こると修繕が難しくなります。見栄えも悪いのでお勧めできないほか、今見えている部分だけでなく他の部分も割れていく可能性があります。

 

写真でははっきりと見えないことが多いので、「クラック(ひび割れ)はありませんか?」、「写真を追加してもらっても良いですか?」と聞いてみるとよいでしょう。

 

革は乾燥していないか?

写真を見て色があまりにも抜けてそうだなと感じた場合には、革が乾燥している可能性があります。これは今までケアがなされていなかった証拠です。一応、正しく対処すれば元通りになります。

 

クリームなどでケアがされていなかった革靴の繊維はどんどん劣化が進んでいくため、しばらくはいた後にクラックを起してしまう可能性があります。あまりにもひどそうな場合は購入を避けるようにしましょう。

 

インソールの印字はあるか?

インソールの印字があるかどうかを確認しましょう。革靴を履いていくとインソールに印字されているロゴなどは徐々に薄くなっていき、最終的には消えてしまいます。そのため、ロゴを見ればその人がどのぐらい履いているのか、購入からどれぐらいが経つのかを大体想像することができます。

 

ロゴが無くてもその他の状態が良ければ今まで手入れがしっかりとされていたということになりますので、一つの判断材料といった感じです。

 

その他、修理痕はないか?

最後は修理痕が無いかどうか。修理だらけの靴はすでに長い年数使用されていますので、これからも長く使い続けるとなるとよりしっかりと手入れ、修理を続けていかなければさらに長い期間を持たせることは難しいでしょう。

 

修理痕がある靴を購入する場合も、上記のポイントや修理痕の数などを総合的に考えてお買い得かそうでないかを判断することが大切です。

 

まとめ

今回は中古靴を購入する上で確認して起きたい9つのポイントについて解説いたしました。これらのポイントに当てはまる数が多ければ多いほど値段が安くなっていきますし、大丈夫そうだったらそれなりに高い値段で購入してもお買い得ということになります。

 

靴に関する知識をきちんと身に着けることで、本当の意味で良い買い物ができるようになります。特に中古靴に関してはアドバイスしてくれる店員さんもいませんので自分自身で判断しなければなりませんからね。

 

皆さんも購入する際にはこの9つのポイントにのっとって判断してみてはいかがでしょうか。ではまた。