【素材ごとに特徴が違うって知ってる?】シューツリーの特徴を、素材別に考察する。

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皆さん、シューツリーをお使いでしょうか。

 

 

シューズキーパーとか、シューキーパーとか、様々な呼び方(?)があるこのシューツリーですが、皆さんどのような基準で選ばれていますでしょうか。

 

よくある選び方としては

・ブランド

・サイズ感

・価格

・形

など、様々だと思います。

 

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しかし今回私が提案するのは「素材別から購入するべきシューツリーを決める」というもの。そういうわけで今回は、素材ごとに違う特徴をまとめてみました。

 

 

シューツリーに使われる素材とは。

シューツリーに使われる素材として最もポピュラーなのは、レッドシダーなのではないでしょうか。吸湿性抜群で何かと高性能など、雑誌に持ち上げられてることが多いイメージです。

 

そういうわけで皆さんシューツリー=シダーと思っていませんか?

 

ちなみにレッドシダーが優秀というのは神話。

真っ先に行っておきますが、レッドシダーのシューツリーが最も優秀であるというのは神話です。カタオカさんのブログ(@io_kenkataoka)にて The Shoe Snob Blogに書かれている内容を翻訳が記載されています。

#44

ヨーロッパでシダーのシューツリーを使う人はほとんどいません。シダーのシューツリーが最高のものであるという神話は、アメリカの頭のよいマーケティング部の人たちよって作られました。なぜなら、アメリカにはシダーの木が豊富にあるから(そして、豊富なために安価に製造できるから)です。誇大広告を信じてはいけません。ブナやライム、ハンノキ等と違いはありません。いくつかは他のものよりも重いので、その点だけは靴を履く人にとって重要な点になりますが、吸湿力はどれもほとんど同じです。

https://io-shoes.jp/posts/150845352/

 

そう、レッドシダーと言えど万能ではないのです。

 

シューツリーとして主に使われる素材とは。

 

シューツリーとして利用されることが多い木材は次の4つです。

・ブナ

・ライム

・シダー

・カバ

 

素材によって変わるもの、変わらないもの。

利用される素材によって影響される要素と、そうでない要素が存在します。

 

素材によって変化する要素というのは

・硬さ

・軽さ

・香り

・価格

などが挙げられ、

 

逆に変化しない要素としては

・形

・吸湿性

などが挙げられます。

 

素材別に特徴をあげてく。

ブナ

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ブナの特徴は、とにかく硬いことです。先ほど紹介した素材のどれよりも硬く、耐久性に優れます。また、腐敗しにくいという特徴も。

 

イギリスのビスポークメーカーが古来、木型としてよく利用する広葉樹の一種であり、何十年と保管したり利用したい場合に使用されてきたという歴史があります。

 

そのため、一つのシューズキーパーを長く愛用したい、高くても長く使えるものが欲しいという方にお勧めの素材はブナになります。

 

有名なのはコルドヌリ・アングレーズのシューズキーパー。ねじ式になっておりローファーにお勧め。

 

ライム

 

落葉樹であるライムの木が持つ特徴は軽さ。とにかく軽いことが特徴です。そのため、出張などで持ち歩くことを想定されたシューツリーによく使われているのがライムの木。

 

有名どころだとダスコがライムの気を利用したシューツリーを作成しています。もちろんこちらも利用に申し分ないほどの耐久性を持ち合わせています。

 

使い勝手が良いので実はかなり売れてます。

 

お勧めなのはダスコのアルバニーローズウッド。プロも良く利用する定番のシューツリー。一足ずつ丁寧にカルナパワックスで 磨き上げられており、かっこいいのがポイント。

[ダスコ] DASCO ダスコ アルバニーローズウッド (S)

[ダスコ] DASCO ダスコ アルバニーローズウッド (S)

 

 

シダー

先ほども紹介したシダー木。そんなシダーの特徴は香り。素晴らしい香りに定評があります。持っている皆さんはわかると思いますが、シダー特有のあの素晴らしい香りは癖になること間違いなし。香りが良いからと購入する熱狂的なファンもいるほど。

 

シダー木は針葉樹でそこそこの耐久力を誇ります。

 

シダーのお勧めは、コロニルのアロマティックシダーシューツリー。3000円代(ものによっては4000円代)で購入できるお手軽なシューツリー。それほど高さやフィット感はないものの、かかとはしっかりしているのが特徴。

 

形のクセがない分、オールデンなど、ラストの方が多い(あるいは特殊な)靴など、あらゆるものにフィットする点が良い。

 

カバ

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最後はカバの木。これはフローリングなど建築素材にも良く使用される落葉広葉樹。この木の特徴は圧倒的なコストパフォーマンス。つまり、安さである。

 

これら4の素材の中で最も安いことはもちろんだが、建築素材にも使われる物なので当然耐久性や軽さもそこそこにあるバランスの良い商品。節約したい人はこれ一択。

 

中国製×カバの木で作成された、コスパ最強のシューツリーと言えばキングヤード。2本のばねを利用しておりバランスよく圧がかかるようになっていたり、羽を支えられるほど甲が高くなっていたりと、形も良い。おすすめ。

[キングヤード] KING YARD KINGYARD ツインチューブ  (Beige#39)

[キングヤード] KING YARD KINGYARD ツインチューブ (Beige#39)

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は素材別にみる、シューツリーの特徴についてまとめてみました。意外と違うんだ!と楽しんでいただけたら幸いです。

 

シューツリー選び一つにとっても、素材一つでこれだけ違う面白さを知っていただけたら嬉しいな~と思ってます。

 

皆さんもシューツリーを選ぶ際には形や値段だけでなく、素材のこともたまには思い出してあげてくださいね!ではまた。